奈良県御所市での新しい挑戦
最近、エコロキアの新たな取り組みとして始まったレジンテーブル製作体験ワークショップ。
その活動拠点となるのが、奈良県御所市です。
無垢材とレジンを使ったテーブルづくりの楽しさを多くの方に伝えるため、日々現地で時間を過ごすことが増えてきました。
しかし、神戸市東灘区にある本社から奈良県御所市までは車で片道1時間半ほど。
往復3時間となると、決して短い距離ではありません。そんな道のりも楽しみに変えるのがエコロキア流。
「不便を楽しむ」を掲げる私たちにとって、この移動時間もまた大切なひとときです。
道中の楽しみ——大阪市住吉区の“珈琲屋”
奈良から神戸に戻る途中、少し時間に余裕があれば立ち寄る場所があります。
それが、大阪市住吉区長居西にある友人が営む「珈琲屋」さん。
レジンテーブル製作の作業で集中し、お昼に近くのコンビニで何か食べようか…と思っても我慢。帰り道に彼女のこだわりのコーヒーを飲むことを楽しみに頑張っています。
この「珈琲屋」さんの魅力は、何と言っても彼女の丁寧に淹れてくれるコーヒーの美味しさ。
香り豊かな一杯が、疲れた心と体をほっと癒してくれるのです。
そして、そのコーヒーに合わせていただくのが、お肉たっぷりのビーフカレーやチーズたっぷりミートドリア。どちらも絶品で、思わず笑顔がこぼれます。
ただお腹を満たすだけではなく、その場所で過ごす“寄り道”が僕にとって特別なリセットの瞬間。
友人との会話やカフェの穏やかな雰囲気が、新しいアイデアを生むきっかけにもなっています。
寄り道が生む“贅沢な時間”
エコロキアが掲げるコンセプト—“不便を楽しむ”—。
それは決して効率だけを追い求めるのではなく、手間をかけたり、時間をかけたりする中で得られる満足感や喜びを大切にする考え方です。そして最近、この“寄り道”という行動にもまた、同じ価値観があると感じています。
寄り道をすることで、効率は確かに悪くなるかもしれません。まぁ言い換えればサボっているとも言えます。
でもその中で出会う景色や人、ふと思いつくアイデアこそが、効率では得られない何かなのではないでしょうか?
例えば、奈良から神戸への帰り道に「珈琲屋」さんに立ち寄ること。
この何気ない寄り道が、僕にとってはただの食事の時間ではありません。頭の中でまとまらなかった考えが整理され、次の一歩を踏み出すエネルギーを与えてくれる時間です。
回り道や迷い道も楽しむエコロキアの姿勢
寄り道だけでなく、時には回り道や迷い道をすることも大切だと思います。
仕事や人生の中で、すぐに答えが見つからないこともありますが、その過程を楽しむことで、新しい視点や価値観が得られることがあります。
エコロキアが提供する無垢材の製品やレジンテーブル製作体験もまた、決して効率的ではないかもしれません。それでも、手を動かし、素材に触れ、時間をかけて何かを作り上げるプロセスの中に、大きな喜びと満足感があります。
寄り道や回り道、さらには迷い道ですら楽しむ。この考え方が、エコロキアのコンセプトそのものを支えているのかもしれません。
「手をかける」仕事と暮らしの共通点
レジンテーブル制作も珈琲屋さんの仕事も、「手をかける」ことの大切さを感じる瞬間があります。どちらも、ただの「作業」ではなく、そこに込められたこだわりや思いが結果に現れるものです。
友人の珈琲屋さんで提供されるコーヒーやお料理も、僕がアトリエで手がけるレジンテーブルも、作り手の手間や心遣いが、受け取る人の心を動かす力を持っています。
このように、「効率の悪さ」を楽しみながら仕事や暮らしを味わうことが、結果的に自分にとっての贅沢になるのだと感じています。
毎日の忙しさに追われていると、効率を重視しがちです。
しかし、少しだけ立ち止まって寄り道をしてみることで、思いがけない発見や出会いが待っていることがあります。それが、新しいアイデアを生み、心を豊かにする大切な時間になるのです。
奈良と神戸を繋ぐ道中の寄り道が、僕にとってのアイデアの種まきの時間。これからもそんな“不便な贅沢”、寄り道、回り道、ときには迷子になることも楽しんで行きましょう!
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